Interview Ishibashi Noriko
石橋:本日も始まりました、繊細さんいらっしゃい。今回で3回目になりました。本日のゲストをご紹介いたします。エスエムオー株式会社代表取締役、コンサルタントの齊藤三希子さんです。
齊藤:よろしくお願いいたします。
石橋:齊藤さんは株式会社電通に入社後、2005年に株式会社齊藤三希子事務所、後にエスエムオー株式会社を設立されました。本物を未来に伝えていくことをパーパスとして掲げ、ものの本質的な価値を見据えたパーパスブランディングを日本でいち早く取り入れた方です。慶應義塾大学経済学部卒業、2021年7月に著書『PURPOSE BRANDING〜「何をやるか?」ではなく「なぜやるか?」から考える』を出版されています。
本日は繊細さんについてお伺いできたらと思います。なんとなく人と違う部分があるというに気づいたのは何歳くらいでしょうか。きっかけになった出来事がもしあれば、教えていただけますか。
齊藤:はっきりと自覚したのは、のりちゃんとのセッションでした。人と違うなと思ったのは、小学校受験をした時に、大人が求めるものや、先生が求めるものがなんとなく分かっていたことです。みんな分かることだと思っていたら分かる子が少なく、何でこれが分からないんだろう?というのは、ありました。
石橋:言わなくても行動に移せたということですね。早い時期から気づいていたんですね。
石橋:繊細ゆえに、悩んでいることなどはあったりしますか?
齊藤:判断基準が外にあって、自分がこうしたいよりも、こうやると喜ばれるだろう、こうやると褒められるだろう、ということが先に来ちゃいます。あれ、おかしいなと気づき始めたのが、大学生くらいで、自分はきっと幸せになれないだろうなっていうのを、心のどこかで思っていました。
石橋:私も幸せとは何か、考えてしまうことはありました。繊細さんはエネルギーを消耗しやすいですが、守るために気をつけていることはありますか?
齊藤:すごく疲れやすくて、ペースを保つために、睡眠と、食事と、運動の原理原則をきちんと自分に合わせて、規則正しくするようにしています。
石橋:ご自身が繊細さんでよかったと思うことはありますか?
齊藤:気づくことが多いことですね。疲れてしまうこともありますが、気づくことはセンスがいいとか、何かを生み出すとか、クリエイティブなことだったりとか他の人にはないアドバンテージだと思います。何かをやる時に、すごく役立つと思います。
石橋:繊細さんだからこそ気づけることを、お仕事や良い方向に活かして行くことができるのですね。
石橋:では、繊細さんならではの質問やお悩みに答えていきたいと思います。30代の女性、Sさんからのお悩みです。「繊細な体質で、普段から心配症です。外出する時、荷物が多くなりがちで、旅行の時もすごく荷物が増えてしまいます。行った先で様々な起こりうる危険を想定して、準備してしまいます。このような私に何か、改善策はありますか?」というお悩みです。
齊藤:最近は、基本、持たないです。カードと携帯ぐらいで出かけちゃうことが多いかもしれません。この方は、荷物を減らしたいんですかね?
石橋:準備することを含めて、疲れちゃってる部分も感じますね。
齊藤:起こるかどうか分かんないことは、あまり考えない方がいいかなと思いますね。
石橋:確かに心配すると、また心配が増えて、止まらないですよね。あれこれ想定してしまうけど、それは自分が膨らませちゃってることもありますよね。
あまりにも行動に影響してしまう場合は、今心配しているかもしれない、考えすぎかもしれない、という風にモードチェンジをするといいかなと思います。
石橋:改めまして、本日のゲスト、エスエムオー株式会社代表取締役の、齊藤三希子さんでした。本日はいかがでしたか?
齊藤:繊細さんとして、学びも多かったし、ためになりました。貴重な機会でした。ありがとうございました。
石橋:こちらこそありがとうございました。では、また来月、お会いしましょう。
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